移動性高気圧に覆われた若狭路 青葉山と日本海


風の風景 No.152

大寒寒波の第2波がようやく去り、29日(土)は移動性高気圧に覆われ、穏やかな1日となった。
午前に北小松を出発し、国道161号線を北上。今津から303号線に乗り水坂トンネルを経て若狭に入った。
県境の国道にも雪はなく、今回の寒波による積雪が少ないことを物語っていた。
上中から国道27号線に入り西へ向かった。小浜を越えしばらく行くと若狭高浜に着いた。
ここからの日本海の眺めは素晴らしい。今日は海も穏やかで、青い空に青葉山、白い雪。琵琶湖と一味違う。
ここは毎年夏になると海水浴で賑わう浜であるが、今日はウィンドサーフィンを楽しむ若者の姿が背後にあった。
波除のテトラポットと岸の間は、砂浜が大きく成長し、海が浅くなっていた。
レストランのウェイトレスに理由を尋ねると、日本海からの季節風が砂を運んでくるという。
毎年この時期になると砂浜が成長するようだ。季節風の強いときには波が岸壁まで撃ちつけるという。
夏になると潮の流れで砂が沖へ移動するため、逆に人為的に岸に砂を入れる必要があるという。
雪の積もり具合から推測すると、風や波の治まった後に浜に雪が積もったようだ。
前方の青葉山は標高693mで山頂は福井県に属し、山麓にある有名な松尾寺は京都府舞鶴市に属する。
この後、さらに西へ移動し、舞鶴や由良川方面へ移動したが、雪は道路上にはなかった。

前に戻る