冠雪した早朝の比良山系と未明に行われた樹下神社焚火祭


風の風景 No.142

14日(金)から弱い冬型気圧配置となり、昨夜はしぐれによる雨が一時強く降った。
15日(土)は、未明より志賀町北小松樹下神社では、恒例の焚火祭が行われた。
比較的暖かく、風もない晴天の中で、長者による点火が行われ、昼前には無事終了した。
焚火祭は、左義長とも言われるが、地元では昔よりどんどと呼び親しまれている。
どんど爆竹の漢字が当てられると国語辞典に書かれているが、竹の破裂する音に由来するのだろう。
古いお札やしめ飾りを燃やすが、昔から書初めを竹に結び、多くの子供たちがどんどに参加した。
書初めが燃えて高く舞い上がるほど字が上手になるという言い伝えがあり、子供たちは無邪気に参加した。
今年も例年通りどんどは15日に行われたが、登校する日となり子供の参加が少なくなった。
夜が明けた比良山系を見ると、昨夜の雨が山頂に雪をもたらしていた。だが、今年の雪は皆無に近い。
ヒアラシ(南西風)は皆目吹かず、季節風もすぐにマキタと呼ばれる北からの風に変わってしまう。
これは、寒波が弱く長続きしないことを意味する。今日はセンター入試。健闘を祈る。

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