冬型で寒さ厳しい日が続く湖北は曇り湖南は晴れる


風の風景 No.132

冬型気圧配置が続いている。22日(水)朝はよく晴れ渡り、遠く湖北の山々の雪化粧がよく見えた。
しかし、昼過ぎには雪雲が南下、県下の広い範囲にわたり雪しぐれが見られた。だが積雪はなかった。
23日(木)早朝の琵琶湖は穏やかであった。湖北はどんより曇り、湖南は晴れ間が見えていた。
湖面はごく弱いカミからの波を示していた。最近は雨が降らないためか琵琶湖の水位は低下している。
今回の冬型気圧配置は17日(金)の寒冷前線通過後から始まり6日間も持続している。近年では珍しい。
大陸の高気圧が1056hPaと強く、そして長く腰を据え、容易に移動性とならなかったことによる。
一方、東の低気圧は1000hPa程度と弱いのも大きな特長である。地上等圧線も西に傾くことが多かった。
今回の寒波では、琵琶湖を吹き上げる南西の風をかなり観測したが、これはヒアラシと考えられる。
今年の冬は、風伝承の検証ということについて、期待が持てそうな雰囲気である。

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