弱いヒアラシが吹く早朝の比叡山と琵琶湖大橋


風の風景 No.122

29日(月)は、依然西高東低の冬型気圧配置が続いているが、
空は澄み渡り快晴の朝を迎えた。放射冷却により最低気温5℃前後と今冬一番の冷え込みとなった。
早朝の小松浜ではカミからの弱い波が押し寄せていた。琵琶湖大橋を堅田から守山に渡り、
琵琶湖大橋東詰の北にある美崎から比叡山と琵琶湖大橋をカメラに収めた。
比叡山方面から琵琶湖大橋を超えて美崎に吹く風は冷たく、弱いヒアラシの風だと直感した。
今朝の風は弱いが冷たく、これが強まると琵琶湖を北上する本格的なヒアラシになると思われる。
湖面の波の様子からも、弱い風が比叡山、琵琶湖大橋方面からきていることが分かる。
ヒアラシ午前中に一時吹くが午後には止むことが多い。今朝の風をビワコダスはどうとらえているだろうか。
気象庁は今年の冬は暖冬傾向と予報している。だが、琵琶湖に弱いヒアラシが吹き始めたことは、
着実に冬を迎えつつあることを物語っている。冷たい南の風が琵琶湖を北上する季節がやってきた。

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