早朝の比良山系には泡のような積雲が湧いていた



5日(金)の朝の比良山系中腹には面白い積雲が見られた。泡のような積雲が湧いていた。
恐らく南から来た弱い風が比良山に当たって生じたものであろう。上空には厚い積雲があった。
ビワコダスとアメダスの5日の風の動きは実に面白い。何度見ても興味の尽きない動きをしている。
5日は移動性高気圧が朝鮮半島南西にあり、弱い西高東低の冬型気圧配置になっていると思われるが、
風は弱く、滋賀県では一般風と湖陸風が互いに共存するような1日となった。
夜明け前や日没後概ね陸風になっていると思えるが、日中の風の変化が実に微妙である。
午前中は南西の風が大津方面から侵入し、その影響が次第に湖北へと及んでいる。
正午前になると湖南から湖北へと風向が時計回りに変化した。
午後北西の風が若狭湾から流入し、県南部の方へも進入するという形になった。
日中のパターンは弱い低気圧が日本海を西から東へ進んだような風の場となった
地上天気図に現れないローカルな風をビワコダスはキャッチできたのではないだろうか。
午前中の南西の風の場は冬場に訪れるヒアラシに似ている。残念ながら湖辺の観測はできていない。

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