快晴の比良山系とカミからの弱い波が押し寄せる小松浜


24日(日)朝は快晴に恵まれた。比良山系には雲がまったく見られず、まばゆいばかりに朝日に照らされていた。
吹いてくるは心地よく南西の方からであった。この風は昔から伝えられているヒアラシに似ていた。
琵琶湖へ出てみると、小さな波がカミから押し寄せていた。湖面から来る風はひんやりとしていた。
この風にはオロシのような荒々しさはなく、湖辺や陸では非常に上品なさらさらした風である。
これまでの調べではヒアラシの語源は、1)比叡オロシが訛ったもの、2)日和を荒らすもの、3)日中に吹く嵐
等があるが、いずれもその性質からして的を得たものである。今日の風は初冬に吹くヒアラシのはしりであるように思われた。
インターネットでデータを収集したが、今日は冬の季節風の到来の初期段階の南西風ではない。
そうであるが故に、ビワコダス風観測はこの風の解釈に貴重なデータを提供してくれるであろう。

前に戻る