志賀町和邇中浜から時雨模様の比良山系を見る



17日(日)は絶好の秋晴れであったが、翌18日の比良山系はべっとりとした雲に覆われた。
午前7時半に通勤途上で、和邇中浜より比良山系と湖北を眺めた。
1km位の高さの低い積雲が層をなしていた。冬場の湖北でよく見かける時雨をもたらす雲である。
雲は北西から南東の方へ移動していたが、風は和邇中浜では北東の風で、波は沖島の方から来ていた。
琵琶湖大橋を越え、なぎさ公園や野洲川河口では北風で、波も北から押し寄せていた。
この後天気は回復したが、風観測によると午後4時頃から北小松では弱い比良オロシが吹いた。
日本海に進んできた高気圧がもたらす風である。今日の地上等圧線も45度マジックを満たしている。
今日の毎時最大瞬間風速は14m/s程度と弱いが、ある程度の気圧傾度があり、
地上等圧線が45度になるとオロシが吹くことはもう間違いないと言えそうだ。
この事実は、ビワコダス風観測により明らかになった大きな成果の1つである。(松井の比良おろしマジック)
だが、なぜこのようなときに比良オロシが吹くのかという理由の解明はまだ謎である

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