今秋初めての季節風が到来し比良オロシ特有の風枕



秋雨前線が南下し、大陸からシベリア高気圧が張り出してきた。今秋初の西高東低の気圧配置である。
この影響で、志賀町北小松では午前9時頃から比良オロシが吹き始め、気温が低下してきた。
冬の季節風において比良オロシは気圧配置の末期に現れるのが普通である。だが今回は初期に現れた。
低気圧の中心が樺太北部にあり、高気圧の中心はモンゴル辺りにある。北に偏った西高東低の気圧配置である。
このことにより、滋賀県ではいわゆる地上等圧線の45度マジックを満たしており、比良オロシが吹き始めた。
比良山系には、風枕がべっとりと山頂を覆い、湖上には上昇気流による片積雲が停留している。

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