比良山系を層雲が南から北へ移動(ゆっくりと下り坂)



10月9日(土)は、大陸の移動性高気圧が日本海へ南下し、快晴の朝となった。
北小松では午前中は北東の風が比較的強く吹いたが、午後からは北西の風に変わった。
いわゆる日本海高気圧による弱い比良オロシである。10~13m/s程度の最大瞬間風速が夜まで続いた。
高気圧が日本海を東へ去るときに、北東風が北西風に変わるのは珍しいように思う。
このオロシ風は比良山系に風枕(層雲)を作ることはなかった。風枕のないオロシ風は珍しいことではない。
10月10日(日)は移動性高気圧の西の縁を回る南風の影響で比良山系には層雲がかかっていた。
この層雲は、境界がはっきりせず、軽い感じの雲で、夏の比良山系にぶつかる雲とは趣を異にしている。
層雲の底は大体1,000m程度である。これから天気はゆっくりと下り坂に向かうという。

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