花折断層&鯖街道を行く。



比良山地と丹波高原は、北北東に直線的に流れる安曇川の深い谷で断ち切られている。
これは断層谷であり花折断層と呼ばれ、約50kmの長さをもつ。
この谷に沿って古来より鯖の道(鯖街道)が通じていた。 若狭で獲れた鯖を京都へ運んだ歴史的な街道である。
このことを記念して、朽木村市場には鯖街道朽木宿の標識が建てられている。
若狭街道(国道303号線)を保坂より南下すると、鯖街道(国道367号線)に入ることができる。
市場は朽木村の中心である。ここにある山神橋を東へとり、安曇川に沿って下ると安曇川町に出る。
また、南南西へとると、岩瀬を通り大野、細川、中村から花折隧道を経て途中、大原、花園橋に達する。
今この鯖街道を通ると、鯖寿司の土産店が立ち並んでいる。凄し!商魂である。
5月3日は、高気圧が東に去り、低気圧の接近で湖西は南東からの強い波が押し寄せていた。

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