低気圧が去った翌朝に、マイアミランドの東を訪れる
低気圧が去った翌朝に、マイアミランドの東を訪れました。比良山系に虹が見られました。
湖北は、寒気に伴う特有の低い積雲が広がっています。冬なら雪しぐれといった景色です。
昨日の概況について、武田先生がコメントを下さいました。
「きょうの午後は、予想されたとおり、荒れ模様となりましたね。低気圧が日本海を東進したのですが、
この低気圧は普通の低気圧とは違って上空に季節はずれの強い寒気を伴っていて、地上から500hPa付近
まで ほとんどまっすぐに低圧部がのびているという鉛直構造を持っています。気象衛星画像に見られる
ように、低気圧の中心に向かって雲が反時計回りに回転しています。この雲渦がまともに通ると突風、
落雷、降雹、短時間強雨、風向風速の急変などシビア-な現象が発生するといわれますが、きょうの嵐は
この雲渦に向かって南西から北東に伸びる雲バンドの通過によるものです。地上天気図に置き換えれば、
寒冷前線の通過ということになります。ここ大津でも13時前後に雷鳴。雷光を伴ったにわか雨が強く降り、
風も一時強まりました。各地で突風による被害が発生し、死傷者が出ているのは痛ましい限りですが、
わがビワコダスでは、どのような風を捉えているでしょうか?」
注 松井:可視画像入手先 高知大学気象ホームページ
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