3月24日、小松漁師網船の2人が漂着して辿り着いたマイアミランド



昭和30年2月のかかりのこと。突風のハヤテで、北小松の漁師4人が流された
網船と機械船の2艘であった。それぞれに2人ずつ乗っていたが奇跡的に助かった
網船の2人が漂着して辿り着いたという中主町のマイアミランドを訪れた。
網船は、横に流されながら、右の琵琶湖汽船の桟橋辺りへ着いたという。
機械船の2人は、ワタリスジを越えるとエンジンがかかり、沖ノ島近くの対岸へ着いたという。
快晴であったが、前方の北小松は遠く霞んでいた。湖面は凪いでいた。
桟橋は昔のことを覚えているだろうか。清々しい朝であった。もう春がそこまで来ている。

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