1999年3月16日午後、比良オロシ吹く小松浜。



低気圧が東へ去った16日の午後3時の写真である。
午前中は、地上風は弱かったが上空の雲は凄い速さで南東に移動していた。
午後3時近くになって、再び強い比良オロシが北小松では吹いた。
と、同時に比良山系を眺めると、片積雲が山頂をべったりと覆っていた。
インターネットの可視画像で見ると、この雲は比良山系だけではなく、
福井県の嶺南地方や丹後山地の方からべったりとかかっていた。新しい発見である。
この雲は、比良山系の風下で下降流となって消滅していた。
湖西では、比良オロシが吹いても波は立たない。でも、風が湖面を走るのが水の色で分かる。
写真を撮っていたら、偶然に漁船が近づいてきた。波がなければ、風は恐くないのだ。
しかし、このことよりも、水鳥の群れが強風の中を楽しそうに戯れている姿に驚かされた。

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