1999年3月16日、低気圧の去った朝、志賀町北小松漁港を訪ねる。



低気圧が通過してから、志賀町北小松では強烈な比良オロシが吹いた。
ビワコダス風観測データは、この局地風の存在を見事に記録した。(JAVA画像でお楽しみ下さい)
志賀町南船路にあるBSCヨットスクールの風は弱い。これが比良オロシの不思議さでもある。
ビワコダス北小松観測所毎時最大瞬間風速21時01分49秒23.86m/sを記録した。
翌朝に北小松漁港を訪れた。左のトンビ岩が北小松では昔から北の目印になっている。
北東にある伊吹山は曇で見えない。明神崎の方から風が吹いてきていた。
湖面を見ても分かるように、波は小さく嵐はない。しかし、浜辺ではかなりの風が吹いてきていた。
ミノグチ(関が原方面)がすいて(明るくなって)きたので、天気は次第によくなるだろう。
これも先人の教えの一つである。正面の入り江は袋場と呼ばれている。
昭和30年頃、地元の漁師Mさんが袋場から舟で出たところでハヤテに流された場所でもある。
入り江といえば、湖西では木戸袋が大きくて有名である。木戸袋は風の別名にもなっている。

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