志賀町北小松鎧岩(ヨロイイワ)の間知石(ケンチイシ)



I: 石の種類もこの辺いろいろあるけど、大体昔は浜でごっつい石で石垣やってるわね。小松のヨロイイワ(鎧岩)の石は、あれはあくまでも沖ノ島の石ですにゃ。
M: そうですか。
I: あれは、間知石(ケンチイシ)ちゅうて、加工した石でずーっとやってますわな。
M: 鎧岩のどこにあるんですか。
I: 鎧岩のぐるり。あの石垣。琵琶湖の周り。
M: 湖側は見たことないんです。国道走ってて見えます?舟でないと駄目?
I: いやいや。止まって覗けば見える。こういう四角い形で沖ノ島の石や。
M: 沖ノ島の石はちょっと色が違うでしょ。
I: 蒼い。昔にごつい石を一つ一つ丁寧に入れてるさけ、未だにぺっともしてへん。
M: あれはいつ頃やったんですか。
I: 私らあの工事知らんがや。
M: いっぺん写真を撮りに行きます。
I: 間知石いうて面はこうあって、三角にしゅーっとこう。まあ四角錐やね。それを積み上げてある。
M: 中は砂かなんかですか。
I: 中はくり石を。恐らくはコンクリではやってないにゃろな。そんなもん荒波受けて、台風も何十ぺんて受けてるやろけど、ぺっともせーへん。

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