今津町南浜からみる今年初めての上位蜃気楼

デジカメ画像提供&HP作成  琵琶湖地域環境教育研究会 松井 一幸

2)2003年2月10日(月) 竹生島付近の上位蜃気楼


伴先生の解説
 竹生島は沖島に次ぐ琵琶湖で2番目に大きな島で、今津町南浜からは約10km沖合いに位置している。竹生島下部両端をよく見ると端が「切立った崖」(右側の端がより顕著)のようになっている。水面からその崖状に見える部分の間で、水平方向に「縦縞」が所々見られる。これは、その間で島の下部が縦方向に伸びているためである。上位蜃気楼特有の現象の「板塀状化」である。観測場所から10kmと離れていても竹生島が大きいために島の下部しか像変化していないのである。また、島の後方にある湖北町の対岸も板塀状になっている。


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