大津市なぎさ公園から
南湖
の上位蜃気楼を観測
デジカメ画像提供&HP作成 琵琶湖地域環境教育研究会 松井 一幸
9)2002年4月22日(月)
上位蜃気楼出現
番号
説明をクリックすると画像が現われます
1
14:15 堅田、琵琶湖大橋、東詰方面 既に始まっていた上位蜃気楼
2
14:15 守山、草津方面 草津夢風車付近が板塀状
3
14:17~14:52 琵琶湖大橋東部で上位蜃気楼
4
14:53~14:56 琵琶湖大橋中央部でも変化が
5
14:56~15:00 琵琶湖大橋中央部東が複雑に変化
6
15:00~15:05 琵琶湖大橋の変化が治まりかける
7
15:05~15:16 上下の幅が縮んだ実景に戻る
観察日記
2002年4月22日(月)は、蜃気楼観測の大家伴先生の南湖蜃気楼観測定点となっている大津市なぎさ公園から上位蜃気楼を偶然観測することができた。午後2時過ぎに双眼鏡で一望すると、琵琶湖大橋東部分が上位蜃気楼になっているのに気付いた。また、草津夢風車付近も板塀状になっていた。その後、琵琶湖大橋が著しく変化し、素晴らしいショーを楽しむことができた。午後3時半近くになると南西の風が強まり蜃気楼は消失した。
1)
観覧車イーゴスの鉄柱が歪んで見える。琵琶湖大橋最上部は太い眉毛状、東部の低い部分が3像化している。
2)
琵琶湖大橋よりも東部から守山から草津方面を眺める。草津夢風車付近に顕著な上位蜃気楼が現れている。
3)
14時17分から52分までの琵琶湖大橋の変化。北湖の明神崎や安曇川付近が伸びている。
4)
14時53分から14時56分までの琵琶湖大橋の変化。中央部が激しく変化している。
5)
14時56分から15時00分までの琵琶湖大橋の変化。左右が高くなり最上部と変わらなくなる。
6)
15時00分から15時05分までの琵琶湖大橋の変化。橋の上部が細くなり治まり始める。東部は依然として太い。
7)
15時05分から15時16分までの琵琶湖大橋の変化。湖面と橋上部の幅が縮み、東部も細くなり実景に戻る。
注)
ビワコダス-アメダス風画像によると、22日(月)の観測時間帯は湖風の場となっている。今回も弱い風、快晴の空、まずまずの視界の良さが記録の価値を高めてくれた。しかし、湖面近くの視界が茶色い薄い層で霞んでいたのが印象的である。このため鮮明な記録が阻まれた。
デジカメ画像
からもこの様子がはっきり見て取れる。デジタルビデオカメラは持参していなかったため、デジタルカメラのみの記録となったのが悔やまれる。
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