蜃 気 楼 観 望 場 所
と 条 件 な ど
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■ 琵琶湖を2つに分ける
琵琶湖は日本一の大きさを誇る淡水湖です。北湖と南湖というように二つに分けて用いられること があります。北湖と南湖の分け方には色々あるようです。大津港周辺から見て琵琶湖大橋方面が一 番狭く、視界もせまくなります。ここでは、琵琶湖大橋より南の湖を南湖、北の湖を北湖として扱って いきます。
■ 琵琶湖で特に上位蜃気楼が見られそうな場所
上の図に示した場所から上位蜃気楼が見られると思います。ただ、当方は南湖でのみ観測を実施し ておりますので、北湖の詳しい情報が不足です。当方では湖西の安曇川河口から対岸方に、近江八 幡市の宮ヶ浜から対岸方向に上位蜃気楼を確認しておりますし、平成6年4月4日に湖西の今津浜か ら対岸の彦根方面に現れた上位蜃気楼を平尾藤雄さん(当時仏教大学非常勤講師)が写真撮影され ておられます。 ですから、大津から琵琶湖大橋方面にしか上位蜃気楼が発生しないということではありませんから、 必ず見られます。
★ このホームページをご覧になられたかたで、北湖で上位蜃気楼を観た! ★という方は
情報をお寄せ下さい。
(1) 北湖の蜃気楼について |
北湖の場合、湖に隣接する部分が低くて平坦な場所がないところもありますが、上図の記載された |
場所周辺(浜などの低い所)で対岸方向を5km以上(10km前後)を探して下さい。 |
ただ、対岸方向まで距離がかなりありますので、対岸がガスで見えないとか、遠すぎて見にくいなど |
の障害があります。また、湖面が蜃気楼化していても気づきにくいこともあります。湖上には結構、小 |
型の船が多くありますので、船など注意して見た方が発見しやすいと思います。 |
なお、普段の対岸風景をよく覚えておいてください。 |
(2) 南湖の蜃気楼について |
南湖の場合、湖岸は低くて平坦な場所が多く理想です。しかし、大津周辺でも、なぎさ公園おまつり |
広場から少しずれた場所からでは草津市の帰帆島や烏丸半島が遠方の視界を妨げます。また、対 |
岸まで距離が近い所もあります。よって、上図の記載場所を参考に、前方に障害物のない5km以上 |
(できれば10km前後)の対岸方向を見てください。 |
なお、普段の対岸風景をよく覚えておいてください。 |
※ 大津や草津市の湖岸から琵琶湖大橋方面を見る場合、琵琶湖大橋東側の橋梁と湖面とが接する |
かに見える部分に注意して観察して下さい。その部分が太くなり出したら、たいてい琵琶湖大橋が蜃 |
気楼化します。また、橋の太さが部分的に異なってきても蜃気楼化が始まります。 |
■ 天候、季節、時間などについて
図1
上位蜃気楼が発生しやすい日の共通点や注目ポイントは以下の通りです。 ・ 季節は春先の4~6月上旬(図1を見ると、特に5月に発生頻度が高い!) ・ 天候は晴れた日で風(風向は北よりか湖岸に向かって吹く風)の弱い日 ・ 時間帯は午後(12時すぎから)から ・ 日中、気温がぐっと上昇する日 ・ 前日に雨の場合は、当日視界がよいので発見しやすい ・ 一度蜃気楼が消滅しても、また現れることがある ・ 連日発生することもある
■ 下位蜃気楼を見る場合には
上位蜃気楼で述べた部分に順じますが、相違点のみ以下にまとめてみます。 ・ 季節は限定なし。秋・冬や冬型の気圧配置が強まった日など ・ 発生時間は、朝から夜まで発生していることもある ・ 水温より気温が低い日や早朝の時間帯がよい(夏場でも発生します) ・ 毎日現れるほうが多い
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