逆 転 層 と 蜃 気 楼
■ 逆転層と蜃気楼 上位蜃気楼が発生するときには、水(地)上に気温の逆転層ができています。
ここでは逆転層が視覚化された時の写真と板塀状になる蜃気楼を紹介します。
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※ 逆転層は水平とは限りません。琵琶湖の場合、黄砂や湖上の船の排気ガスが逆転層を
褐色の帯として、視覚化させてくれます。
観察していますと、褐色の帯が左や右に傾斜していたり、途中で途切れているものを
見かけます。また、この層が移動していることも分かります。このことから、逆転層の
生成は「水面上の冷気に移流してきた暖気との間で逆転層が生成する」というような単
純なものではなく湖面上にある暖気の下を冷気が潜りこむような形で逆転層が生成する」
というようなメカニズムではないかと思えるのです。ローカル(局地的)な前線とも言
えますが・・・もちろん、風地形の影響もありますし、冷気の源はどこか?ということ
も調べなければなりません。今後の課題です。
逆転層が移動すれば物体の位置が変わらなくても、蜃気楼像も変化します。
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