蜃気楼をよりよく観るグッズ

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  ■ 蜃気楼を観る
   

 肉眼で蜃気楼を“見るから観る”には、難しいことです。蜃気楼の像は期待するほど大きくありません。
しかも、日本では視界が悪い日のほうが圧倒的に多いですから、肉眼での発見や観察は難しいのです。
雰囲気だけでいいならば肉眼でもいいかもしれませんが・・・
そこで、強力な助っ人が「双眼鏡」や「フィールドスコープ」です

 

双眼鏡.jpg (14410 バイト)

三脚に固定した双眼鏡

 

 上の写真は大きな部類に入る双眼鏡ですが、小型でもかまいません。最近は小型で性能も
よく安価で手にはいります。一方、フィールドスコープの場合は高価になります。倍率でいうと、
双眼鏡は10倍程度、フィールドスコープは10~20倍ぐらいが適当でしょう。手持ちではブレ
て見にくいので、三脚が取り付けられるタイプがよいでしょう。なお、三脚は高価なものでなくて
も結構ですが、がたつくものは避けてください。新たに購入を考えておられる方は、よく考えて
選んでください。
 このような助っ人を伴って、できるだけ低い位置から気長に蜃気楼発生を待ってください。双
眼鏡などで観察すると、2像や3像などの様子がよく分かるはずです。発生するまで、のんびり
と湖岸で釣りをするのもいいかも・・・すでに発生していたらラッキー!です。

 

 

富山見物人.jpg (24980 バイト)

魚津市埋没林博物館裏で上位蜃気楼を観察する人々
平成5年5月5日撮影(富山県魚津市)


※  琵琶湖の蜃気楼だけが双眼鏡を用いらなければならないほど小さいのか?と思わない
  で下さい。富山湾の蜃気楼でも同じです。地元の方は蜃気楼よく知っておられて、蜃気楼
  が発生すると、上の写真をご覧の通り、双眼鏡を持って、沢山の人々が見物に集まります。
   このような日には、辺り一面の海岸沿いは黒山の人だかりでにぎあいます。
   魚津(富山県)では双眼鏡を持たずに観に来られた方は、何が何だかさっぱり分からず
  双眼鏡などで観ている人の歓声を聞いて雰囲気をだけを味わっておられる方も少なくない
  のです。

 

 


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