強烈な比良おろしが吹き荒れる比良山頂と湖上


風の風景 No.769


2023年04月21日(金)は、大陸の高気圧と南岸の前線上の低気圧の影響で、琵琶湖付近では気圧傾度が大きく、地上等圧線の流れは45度マジックをとなった。
このため午後から夜にかけて第1級の比良オロシが吹いた。山頂付近には風枕がかかり、琵琶湖は大時化となった。
安曇川から眺める午後3時頃の奥比良方面は、珍しく蛇谷ケ峰とリトル比良の上空に分厚い風枕が浮かんでいた。
風下には風下波動による顕著な層積雲は形成されていなかった。また日暮れには風が吹き荒れているのに風枕も消えかけていた。湿度のせいと思われる。
日最大瞬間風速は、ビワコダス北小松で15:50に22.8m/s(NW)、アメダス南小松では20:55に22.5m/s(NW)、彦根気象台では21:39に14.9m/s(NW)であった。
JR湖西線では強風のため、15:16から近江舞子駅~北小松駅間で徐行運転を行った。18時以降は和邇-塩津間で終日運休となった。
ビワコダス北小松の気温は12.7~24.4℃。琵琶湖大橋付近の水温は15.4℃。水位は+05cm。安曇川沖水温は13.3℃(水温・水位4:00国交省)。
番号説明をクリックすると画像が現われます
背後から強烈な比良おろしが吹き、湖上は大時化
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは15日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)Simowes風情報
)BiwakodasAmedasSimowes統合気象情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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