堅田と北小松から山頂風枕と風下層積雲を追う


風の風景 No.729

2021年4月14日(水)は、南岸低気圧が東海沖から関東沖へと進んだ。
黄海から高気圧が張り出し、琵琶湖付近は西高東低の気圧配置で北寄りの風が強く吹いた。
午後から気圧傾度が大きくなり、地上等圧線の走行が45度に流れ、比良山麓では強い比較的比良オロシが午後から夕方にかけて吹いた。
比良山系には比良オロシに特徴的な風枕や風下波動による層積雲が姿を表していた。
堅田から北小松の間で雲の姿や位置の現地調査を行った。
堅田でも山頂の風枕をはっきりとらえることができた。風下波動による層積雲は、堅田駅よりも比良山系寄りにあった。
北小松では層積雲の山手側は、ほぼ湖岸の真上に位置していた。
この日の最大瞬間風速は、ビワコダス北小松で15:10の15.2m/s(NW)、アメダス南小松で15:36の18.1m/s(WNW)であった。
JR湖西線への影響はなかった。
ビワコダス北小松の気温は7.8~18.6℃。琵琶湖大橋付近の水温は14.2℃。水位は+07cm。安曇川沖水温は11.2℃。(水温・水位4:00国交省)。
番号説明をクリックすると画像が現われます
大津市北小松から眺める比良山頂の風枕
比良山頂の風枕と風下の層積雲
風下にできた風下波動による層積雲
雄大な層積雲は琵琶湖岸上空に南西へと連なっていた
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは15日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)Simowes風情報
)BiwakodasAmedasSimowes統合気象情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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