北小松と明神崎から上位蜃気楼変化を追う


風の風景 No.728

2021年4月11日(日)は、大きな高気圧の中心が東北から三陸沖へゆっくりと移動した。
琵琶湖周辺の気圧傾度は非常に小さく、終日風は弱かった。
若狭湾・琵琶湖・伊勢湾では終日海(湖)陸風が吹いた。
視程は非常に良く、遠くまで澄んで見えた。
午後1時頃に大津市北小松湖岸から眺めると琵琶湖大橋に弱い下位蜃気楼と共に極端に太い眉毛状の上位蜃気楼変化があった。
その後一旦終息するかに見えたが、再び太い眉毛状が出現し、ゆっくりと両端コブ型から横V字型へと変化した。
堅田や守山湖岸でも板塀状の変化が観測された。
午後3時頃から観測点を明神崎へ移すと、明神崎からもZ字型等の多彩な変化が観測された。
北小松・明神崎からの観測では、琵琶湖大橋方面以外では上位蜃気楼変化は確認できなかった。
南湖のなぎさ公園の観測情報では、明神崎の稜線変化は見られたが、琵琶湖大橋には変化が見られないとのことであった。
ビワコダス北小松の気温は4.7~16.8℃。琵琶湖大橋付近の水温は13.4℃。水位は+07cm。安曇川沖水温は10.5℃。(水温・水位4:00国交省)。
番号説明をクリックすると画像が現われます
大津市北小松から眺める琵琶湖大橋の上位蜃気楼変化
大津市北小松から眺める14:02の琵琶湖大橋方面板塀状蜃気楼
高島市明神崎から眺める琵琶湖大橋の上位蜃気楼変化
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは15日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)Simowes風情報
)BiwakodasAmedasSimowes統合気象情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
前に戻る