比良山系に現れた風枕・風下波動による像積雲・花を添える主虹・副虹


風の風景 No.713

2021年1月16日(土)は、北海道稚内付近にある低気圧から伸びる長い寒冷前線が昼前に琵琶湖付近を通過した。
この影響で時雨模様の天気となった。寒冷前線通過前は風は弱かったが、前線の通過後の午後1過ぎからは北西の風が強まり、比良山系ではオロシが強まった。
今日はデータ回収に9時前から出かけ、湖東へ進むと東近江市福堂から野洲市野田を移動中に比良山系に風枕が出ているのが見えた。
琵琶湖大橋を渡り、和邇南浜観測点に行くと、風枕と湖上には風下波動による層積雲、それに時雨によりかかる主虹が鮮明に、副虹も薄っすらと見えた。
八屋戸観測点からも同様の素晴らしい景色を記録することができた。風統合画像によると、午後3時頃が比良オロシのピークであった。
この日の最大瞬間風速は、ビワコダス北小松で14:30の16.1m/s(WNW)、アメダス南小松では14:30の13.0m/s(NW)であった。
ちなみに彦根気象台では13:22の14.2m/s(WNW)であった。
ビワコダス北小松の気温は3.4~10.9℃。琵琶湖大橋付近の水温は9.4℃。水位は-23cm。安曇川沖水温は9.4℃。(水温・水位4:00国交省)。
番号説明をクリックすると画像が現われます
比良山系対岸の野洲市野田から眺める風枕
八屋戸気象観測所から眺める湖上の層積雲
午後3時のひまわり可視画像(引用:高知大学気象情報頁)
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは15日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)Simowes風情報
)BiwakodasAmedasSimowes統合気象情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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