湖上比良オロシで13名乗りクルーザーが転覆事故・全員救助される


風の風景 No.703

2020年6月7日(日)は、南海上にある梅雨前線上を低気圧が東へ移動し日本海中央から高気圧が張り出し、若狭湾から北西の風が琵琶湖へ流入した。
天気は終日快晴で湿度も低く、非常に爽やかな1日となったが、朝から比良山麓では風枕なしの快晴の下で、最大瞬間風速14~15m/s程度の比良オロシが吹いた。
昼頃、北小松沖でクルーズ船が転覆し13名が湖上に投げ出されたとの事故があったが、幸い全員が救助された。
今日は朝から夕方まで風が強く、北小松の浜からは沖合に白波が立つ比良オロシ特有のケシキであった。
クルーザーは強風と波に煽られて転覆したと思われる。琵琶湖と言えども比良オロシの突風には細心の注意が必要である。
ビワコダス北小松の気温は17.4~26.1℃。琵琶湖大橋付近の水温は23.7℃。水位は-12cm。安曇川沖水温は19.7℃。(水温・水位4:00国交省)。<代筆:松井一幸>
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
大津市北小松から沖島方面の湖上を眺める
大津市北小松から野洲市三上山方面の湖上を眺める
大津市北小松から琵琶湖大橋方面の湖面を眺める
今浜方面を眺めると湖上に救助艇が見える?
事故翌日の読売新聞朝刊より
この日の11:00~14:00の毎10分最大瞬間風速[m/s]
この日の0:10~24:00の10分平均風速[m/s]
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは15日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)Simowes風情報
)BiwakodasAmedasSimowes統合気象情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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