大津市北小松・高島市明神崎から眺める上位蜃気楼変化


風の風景 No.689

2020年3月21日(土)は、北日本に中心を持つ低気圧は猛烈に発達してオホーツク海方面へ去り高気圧は移動性となって南海上に移動した。
気圧傾度は小さく快晴の良い天気に恵まれた。若狭湾では北~北北東寄り、近江南部では南西~西寄りの風となったが、琵琶湖では湖風が吹いた。
大津市北小松や高島市明神崎では北湖で今季初の上位蜃気楼を観測した。
北小松では午後2時20分頃に彦根や長浜方面が板塀所になっていたが沖島以南ではほぼ実景であった。
琵琶湖大橋は小さなダラダラ型変化を見せていた。明神崎へ移動すると、荒神山付近では板塀上から湖面蜃気楼へと変化を見せていた。
多景島は縮み、沖の白石の対岸は伸びていた。琵琶湖大橋もダラダラ型や横V字型の変化を見せていた。
湖面付近の視程はヘイズでやや悪く、多少北東の風が強く感じられたが彦根市以北では多彩な変化を記録することができた。
伴氏の情報によると、南湖では顕著な蜃気楼変化は起きなかったようである。
ビワコダス北小松の気温は4.8~15.7℃。琵琶湖大橋付近の水温は11.2℃。水位は+01cm。安曇川沖水温は9.4℃。(水温・水位4:00国交省)。
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
北小松から:琵琶湖大橋の小規模上位蜃気楼変化 …観測目線高度3.0m…
北小松から:多景島・米原方面に大きな伸びが見られた
北小松から:通常見えない長浜方面が板塀状に大きく変化していた
<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは15日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes統合気象情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
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