2月6日に超遅い初雪が積もる…大津市北小松…


風の風景 No.688

2020年2月6日(木)は、西高東低の気圧配置が強まり今冬第一級の寒波に見舞われた。
強い西高東低の気圧配置となり、北寄りの風が若狭湾から流入した。
大津市北小松では昨夜のミゾレが未明に雪に変わり、早朝約10cmの初雪を見た。
日中も雪は降り続き最深積雪は15cm程度であった。
6日の積雪最深状況は、気象庁アメダス今津で19cm、柳ケ瀬1cm、米原0cm、彦根0cmとなっている。
自身の観測では高島市安曇川でも北小松と同じ程度であった。
今回は中雪と呼ばれる降り方で、湖西や近江八幡、東近江で多く、湖北の長浜や彦根では北風が強いものの、雪は殆ど積もらなかった。
大津市北小松では昔から「雪が降るときは強い風は吹かない」との言い伝えがあるが、風動画で分かるように今回もそのパターンとなった。
気象庁のレーダーを見ると、雪雲は舞鶴・高浜方面から北西の流れで比良山系・琵琶湖へ流入していた。
地上の北寄りの風とは異なるが、これが中雪となる1つの典型例であろう。
翌日に分かったことであるが大津市北比良は5cmほどの積雪で極めて少なかったようだ。
11日(火)のデータ回収では、北湖を右回りに一周したが、残雪はマキノ町野口までで、西浅井町永原に入ると少なく、塩津浜では全くなかった。
木ノ本・長浜・米原・彦根の湖北方面湖周道路付近では残雪は全くなかった。
ビワコダス・アメダス・愛東気象観測所の1月の平均気温を2012年から比較検討してみた。
どことも2.5℃程度の記録的な上昇で、今冬の異常さを浮き彫りにした。
ビワコダス北小松の気温は-0.7~1.8℃。琵琶湖大橋付近の水温は9.7℃。水位は-07cm。安曇川沖水温は9.7℃。(水温・水位4:00国交省)。<代筆:松井一幸>
番号説明をクリックすると画像が現われます 画面の輝度を明るくしてご覧下さい
大津市北小松自宅畑の観測器と予備器の様子
同じ6日の日に高島市安曇川町へ出かけた時の平和堂付近の様子
2月11日(火)のデータ回収時に見た高島市畑観測所の残雪の様子
データ回収時のコンソールとパソコンのUSB接続
2月11日(火)のデータ回収時に武曽横山観測所から見た奥比良の残雪の様子
2012年~2020年までの1月平均気温のビワコダス・愛東・アメダスデータ比較

<参考>
★多くのブラウザで鑑賞可能です(PC、iPone、Tablet等)。(JavaScript対応)。
★未観測点のデータは10日に1回程度の回収後に表示されます。
)BiwakodasAmedasSimowes風情報
)10分毎:地上等圧線自動描画&風情報(三角形要素法)
)比良山系周辺 風情報 日変化
)比良山系周辺 気圧・気温・湿度 日変化
)琵琶湖北湖 風向・風速・10分毎最大瞬間風速 日変化
)琵琶湖北湖 気圧・気温・湿度・雨量 日変化
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