-琵琶湖大橋観察点(白鬚神社前石段)調査レポート-

デジカメ画像提供&HP作成  琵琶湖地域環境教育研究会 松井 一幸
No 説明
明神崎から琵琶湖大橋方面を眺める
10倍ズームで見た琵琶湖大橋(下位蜃気楼)
国道161号線と神社前石段(観測ポイント)
国道161号線と同じ高さから白鬚神社本殿を眺める
石段から正面の湖に浮かぶ鳥居を眺める

松井の観察日記

1)白鬚神社北約50mの地点から南西の琵琶湖大橋付近を眺めると、鳥居の向こうに比叡山が見える。琵琶湖大橋は写真の丁度中央付近だ。少し見通しの良い日には肉眼でも琵琶湖大橋が確かめられる。ここから鵜川までと北小松鎧岩から漁港辺りまでが、国道161号線を大津方面に向かっている車から琵琶湖大橋が見える区間だ。

2)双眼鏡や10倍ズームのデジカメで琵琶湖大橋を詳しく観察すると、湖面と上層の空気の気温分布により、琵琶湖大橋が蜃気楼現象を起こしていることが多い。2001年9月29日(日)は下位蜃気楼が顕著に現れていた。

3)白鬚神社と鳥居の間には湖へ降りる石段がある。水面から国道の路面までの高さは3.5m程度である。国道に立って琵琶湖大橋を眺めると約5mからの観察となる。石段はセメント8段、石9段の17段となっているが、17段目は湖に浸かっている。この石段を徐々に下がりながら琵琶湖大橋を眺めると、琵琶湖大橋の姿が大きく変化するのが面白い。石段に1から16の数字を上から写真に記入した。
ここは琵琶湖大橋までの距離が18km程度であり、琵琶湖大橋の最高部26mから見る水平線が白鬚神社辺りとなっているから、僅か5mの高さの差で琵琶湖大橋の姿に顕著な変化が起きる。よく晴れた見通しのよい日に是非とも双眼鏡を持って出かけて欲しい場所である。

4)石段を下がって国道161号線と同じ高さから白鬚神社を眺めると、また違った趣がある。

5)石段から正面の湖を眺めるとすぐ近くの湖の中に鳥居が聳え立っている。鳥居の向こうには沖島の集落が見える。白鬚神社本殿から鳥居を通して神様が沖島の人々の安泰を見守って下さっているようだ。


前に戻る