-- 船木崎と琵琶湖大橋の地理的関係 2001.9.24. made by K. Matsui--

船木崎から琵琶湖大橋は見えるのだろうか?

船木崎から琵琶湖大橋までは、下図に示すように直線距離にしておよそ25kmである。琵琶湖大橋の最高部は26.3m。天気の良い日にはここから琵琶湖大橋は見えるのであろうか。興味が湧く。船木崎には安曇川の南流に湖周道路が通る船木大橋がかかっている。湖西ではこの橋の上が水面近くから琵琶湖大橋を望む北限であると考えられる。この橋の上から湖周道路に沿って坂を南に下ると高度が徐々に低くなる。湖周道路が右にカーブしながら琵琶湖に最も近づくところで道路は湖面から2m程度の高さになる。ここから土手を降りると水面に達するが、草が繁っていて歩きにくい場所である。

船木崎から琵琶湖大橋は見えるのであろうか。何度も当地を訪れたが琵琶湖大橋を見るのはなかなか難しいことが分かった。理由は以下のようである。
1)琵琶湖大橋まで見通せる日は極めて少ないこと。(気象条件)
2)肉眼では琵琶湖大橋は小さすぎて見にくく数倍以上の双眼鏡が必要なこと。(観測機器条件)

そこで双眼鏡や光学10倍ズームのデジタルカメラ(OLYMPUS CAMEDIA C-2100 UltraZoom)を用いて観察を試みた。その結果以下のことが判明した。
a)船木崎から琵琶湖大橋は見えるが地球の丸さの効果が顕著に現れること。
b)下層と上層の気温の関係で現れる蜃気楼の効果に琵琶湖大橋の形が著しく影響を受けること。

観測を続けるにつけ、船木崎からの琵琶湖大橋の観察は琵琶湖を研究する1つの貴重な方法となることが分かった。この調査の概要を報告する。また地図を見ると分かるように琵琶湖大橋-船木崎ラインを湖北へ進むと竹生島に達する。竹生島から琵琶湖大橋は見えるのだろうか。湖北の姉川河口-琵琶湖大橋間も39km程度で同じくらいの距離である。竹生島や姉川河口から見る琵琶湖大橋は観察していないが、琵琶湖大橋から竹生島や湖北方面の観察は行っているので報告したい。


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